一度は見てみたい大自然の神秘「オーロラ」。
カナダ、アラスカ、フィンランド、アイスランドなどで観測することができますが、
今回はフィンランドを舞台に効率よく観測する方法を紹介していきます。
尚、本記事で紹介する方法はどの場所でも基本的に当てはまるものなので、
他の地域に行く場合にも参考にしてほしい。
オーロラとは

太陽から飛び出してきたプラズマが地球の磁力線に吸い寄せられ、
大気圏に突入する時に空気中の窒素や酸素と反応して発光するというものです。
つまり、オーロラがはっきりと現れやすい場所は磁場の強い、
北緯65度から70度付近( オーロラベルト帯 )となり、
結果的に北欧やアイスランド、グリーンランドで観測しやすくなっています。
観測しやすい3つの条件

1.夜であること
2.人工光がない場所
3.雲がかかっていないこと
オーロラ観測のツアーなどに参加すると、暗くて人口光が無い場所に行くと思うので、
1・2は大丈夫だと思います。
問題は3の雲がかかっていないことです。。。
観測しやすい地域に行けばほとんどの確率で1日数回はオーロラが発生しています。
しかし、発生していても雲がかかっていれば見ることができません。
オーロラ観測には晴れていることが必須の条件になります。
日照時間が短い時期・場所がチャンス

オーロラは夜にしか現れないと思われがちですが、昼間の間もオーロラは出現しています。
太陽光の光で私たちの目には見えないだけなのです。
星が昼間見えないのと同じですね。
北欧は時期によって日照時間が夏の半分になる月もあり、その時期は朝方や夕方も観測のチャンスがあるのでオーロラ観測の確率がぐんと上がります。
私が1月に行ったフィンランド北部のサーリセルカでは1日の照時間が4時間でした。
そのおかげで朝から星がたくさん確認でき、夕方にはオーロラを観測することもできました。
渡航する地域の日照時間を事前に調べておくことをおススメします。
ツアーは車一択!!

オーロラ観測のツアーは地域や会社によって色んなものがあります。
以下がよくあるツアーの移動手段です。
・観光バス
・ミニバン
・トナカイ
・スノーモービル
・犬ぞり
どれも魅力的なツアーなのは間違いないですが、オーロラの観測確率を上げたいなら
断然観光バスかミニバンで行くべきです。
理由は、単純に移動可能距離が長く、速いこと、寒くないことです。
どのツアーもオーロラが観測できそうなスポットを探しながら移動しますが、より多くのスポットに移動でき、人口光が無い場所を短時間で探せるのは車だからです。
また、オーロラが観測できる地域は比較的寒く、移動中に寒さにやられては観測どころじゃありません。
その点、車なら移動中は外気に触れることが無いので安心です。
ただし、空が晴れていて高確率でオーロラが見れそうなら他のツアーで楽しむのもアリだと思います。
ツアー予約は前日か当日でOK

観測しやすい条件でも話しましたが、オーロラは晴れていることが必須条件です。
事前予約をしておくのもいいですが、当日でも全てのツアー会社が満席になることは滅多にないです。
前日、当日に天気予報を見て明らかに晴れなさそうな日は予約をしない方がいいでしょう。
なぜなら、観測が厳しい日でも見えそうなスポットを探して移動するので、
夜中にバスでひたすら走るだけのツアーになる可能性もあるからです。
オーロラ観測ツアーは1人1万円前後するので滞在日数に余裕がある人は是非検討してみてください。