「全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて進化した」という“進化論”を提唱した自然科学者ダーウィンが進化論提唱のきっかけになったとも言われる島、ガラパゴス諸島。
そんなガラパゴスに魅了された私がガラパゴスをただおススメするだけの記事です。
ガラパゴス諸島に関する他の記事は以下をどうぞ。
ガラパゴス諸島ってどんなとこ?

ガラパゴス諸島は、東太平洋上の赤道下にあるエクアドル領の諸島で、現在123もの島が存在しています。
Islas Galápagos は「ゾウガメの島」という意味で、スペイン語でゾウガメを意味する galápago からきています。
現在は観光地として多くの観光客が訪問していますが、かつてガラパゴス諸島は何百万年もの間手つかずのままで存在していました。
1800年代になり、海賊や探検家などが島を訪れ始めました。
その中で最も有名な訪問者はチャールズ・ダーウィンで、1835年にガラパゴスを訪れ、19日間の間動植物を研究しました。
この研究が、後に提唱する「ダーウィンの進化論」のきっかけになったとも言われ、進化論をきっかけにこの島の存在が世界中にに知れ渡り、次第に人々が住むようになりました。
1959年にはエクアドルで最初の国立公園となり、1978年にガラパゴスはユネスコの世界遺産に登録されました。
どの島に行けばいいの?
ガラパゴスには123もの島々がありますが、そのほとんどが無人島で人が住んでいるのはわずか3島だけです。
その中でみなさんに訪れてほしい島をいくつかピックアップしました。
ガラパゴス諸島への行き方はこの記事で分かりやすくまとめていたので参考にどうぞ。
サンタクルス島
ガラパゴスに2つしかない空港がある島の一つで、一番観光地として栄えている島です。
この島が私の一番のおススメの島です!
正直この島だけでもかなり楽しむことができると思います。
サンタクルスといえばゾウガメ!
ガラパゴス諸島といえばゾウガメというぐらい代表的な動物で、人が住む3島どこでも見ることができます。
その中でもサンタクルス島は、たくさんの巨大ゾウガメを見ることができる島なのです。
街から少し離れた場所には、野生のゾウガメや飼育されたたくさんのゾウガメが生息しています。

こちらは道で見つけた野生のゾウガメです。
全長1mほどあるその巨体は今まで見てきた亀の常識を覆しました。
アシカvs魚市場の終わりなき戦い
サンタクルス島でゾウガメに並ぶ人気動物、そう、アシカです。
このアシカは街の至る所に出没するので、街を観光しているだけで会うことができるでしょう。
フェリー乗り場に行けば高確率でベンチで寝ているかわいいアシカに遭うことができます。

こんな可愛い顔されたらベンチからどいてなんて言えるはずが。。。
そんなアシカですが、日中は魚を求めて街の魚市場に集まってきます。
売り物の魚を狙いに来たアシカと雑にあしらう市場の人、このやりとりが最高におもしろいので是非見ていただきたい!

たまに魚を捌いて余った部分をアシカにあげているので動物達も毎回期待して集まってきます。
この市場では新鮮で美味しいマグロをゲットできるので自炊をする方にはおススメです。
よく見るとイケメンなイグアナ
アシカ以上に街中でも見かけられる動物、イグアナです。
ガラパゴスでは、サボテンの実や茎を主食とするリクイグアナと海に潜って海藻を主食とするウミイグアナの二種類が存在します。
私は見た目の違いが分かりませんでしたが、どちらも港付近で大量に見られると思います。
また、街から少し離れたビーチではたくさんのウミイグアナが見られます。

明日をじっと見つめるイグアナをずっと見てるとすごいイケメンに見えてきます。
ダーウィンの進化論を学べる!ダーウィン研究所
街から20分ほどの場所にあるダーウィン研究所。
ここは、 自然科学者達がガラパゴスの陸上や海洋の生態系の保全に対する調査結果や課題を展示している場所で、島の生態系を壊さないように奮闘する研究者達の努力がすごく分かる施設です。
研究所内には大小たくさんのゾウガメも飼育されており、こちらも見ることが可能です。

イザベラ島
お次は、ガラパゴス諸島で一番大きな島イザベラ島です。
サンタクルス島と並んで観光客から人気の島で、サンタクルス島から高速船が何便か出ています。
アシカの他にペンギンやウミガメが有名でダイビングやシュノーケルを楽しむアクティビティが豊富です。
99%ウミガメに出会える!?
イザベラ島では毎日色んなツアー会社がシュノーケリングやダイビング、近隣島へのツアーを行っています。
その中でもおススメなのが、ウミガメやイグアナと一緒に泳げるシュノーケリングツアーです。
ツアー会社によりますが、1万円前後でシュノーケリングツアーに参加でき、ウミガメが出没する場所へ行き、自由に泳ぐというプランが主流です。
話によるとかなり高確率でウミガメに遭えるとか。
実際私が参加した時も6匹ぐらいのウミガメに遭うことができ、一緒に遊泳していました。

また、ツアーに参加しなくてもいくつかのビーチはシュノーケリングが可能なので節約して楽しみたい方は自分で探してみるのもありです。
野生のペンギンに会える!?
イザベラ島はペンギンに会える島でも有名で、ペンギンが生息する島に行き、ペンギンを観察するツアーがあります。
ペンギンは警戒心が強く、泳ぐスピードもかなり速いので一緒に泳ぐことはかなり難しいです。
が、観察するだけなら意外と簡単です。実際私が参加したツアーでもペンギン数匹の群れに出会い、ボートの上から眺めることができました。
野生のペンギンに会える場所は地球上でも探してもほとんど無いぐらい珍しいので貴重な体験になると思います。

イザベラでもやっぱりアシカ!
サンクルス島でもたくさん見ることができるアシカですが、ここイザベラ島でもたくさんの可愛すぎるアシカ達が見れます。
ビーチや桟橋で木陰に入りながら寝ているアシカがそこら中にいるので海に入らずとも満喫することができます。

ノース・セイモア島
最後は少しマニアックな島、ノース・セイモア島です。
バルトラ島の近くにある小さな無人島で、たくさんの珍しい鳥類が見れる島です。
サンタクルス島からツアーに参加することで行くことができ、約2時間あまりの船旅で行くことができます。
珍獣の宝庫
このノース・セイモア島には変わった見た目の鳥たちがたくさん存在しています。
その中でも、のど袋が真っ赤な風船のように膨んでいるグンカンドリや鮮やかな青色の足を持ったアオアシカツオドリがこの島の見所です。

このグンカンドリはモンスターハンターのクルペッコのモデルになった鳥でもあります。

この綺麗な水色の足がなんとも美しい!
このアオアシカツオドリは求愛行動の時、雄が足を交互に持ち上げ、雌の周りをダンスする動作が有名ですが、見ることはなかなか難しいそうです
ガラパゴス諸島で宿を探すには?
ガラパゴス諸島の宿は基本的に高いので、事前に安い宿を予約しておくことをおススメします。
宿の予約には、ガラパゴス諸島の宿を一番多く扱っている一番安い宿でも2000円前後と南米の宿の中では少し高い方です。
島の概要を紹介するだけで少し長くなってしまったのでここら辺で今回は終わりです。
次回はガラパゴス諸島各島の詳しい観光方法をお届けしたいと思います。